ブログ1周年&MATH POWER報告

本日10月19日をもちまして、素数交響曲第2番は開設1周年を迎えました。

これまでありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

せっかくなので、1019にまつわるお話を1つ。

1019は素数で、20181019も素数です。

 

それだけでなく、19は素数で、181019も素数です。

はい。100進数で表したとき、どの桁で区切っても素数になるので、100進切り取り可能素数となります。

 

では、普段我々が使っている10進数ではどうでしょうか。

 1桁目だけ明らかにダメですね笑

でもここまで素数がそろうのもすごいのではないでしょうか。

 

ここでこういう問題を考えることができます。

年月日を8桁で表したとき、それが10進切り取り可能素数となる日付はあるのか。

ある場合、直近はいつであるか。

 

10進切り取り可能であるならば、100進切り取り可能であることを含んでいるので、まさしく究極の素数デーですね。

 

いつなのでしょうか。気になるところです。(ある前提)(間違いなくあるでしょう)

 

追記(本稿の1時間後):カステラさんから早速解答をいただきました!!

来年5月23日って、素数大富豪5周年ではありませんか!!!!!

すごい!!!!!

 

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続いてMATH POWERの報告です。

 

10月6~7日に六本木ニコファーレで行われたMATH POWER2018。

今回はほぼフル参加で楽しむことができました!

 

 

まず最初にですが、深夜企画の素数大富豪MATH POWER杯において、無事二連覇することができました!!

 

昨年のMATH POWER杯以降、新規の強プレイヤーが増え、散々対策された結果、今年1月のせきゅーん杯*1では準々決勝で敗退という悔しい結果に終わりました。

特に、この1年で素数大富豪のトップレベルがかなり上がっており、「2017年に優勝」と「2018年に優勝」とでは天と地ほどの差があります。

そんな中で、優勝だけでなく、「連覇」という形で素数大富豪の歴史に残せたのは大変意義深いことでした。

本当に、ここまでスリリングな戦いができたのも、これまで切磋琢磨してきた素数大富豪仲間たちと、応援していただいた皆様のおかげです。

 

ちなみに、優勝賞品は、暗黒通信段の素数表など5点セットでした。

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MATH POWER二連覇までの道のりについての詳しい話は、12月頃にアドベントカレンダーがあれば(なくても)改めて記事にしたいと思います。

 

 

さて、深夜企画の素数大富豪が終わったのが午前7時だったわけですが、なんと9時からは「数学の決闘」という、数学の問題を解いて得点を競う企画があり、「北海道素数大富豪チーム」として5名でエントリーをしていたため、眠い目をこすっての参加となりました。

昨年も出場したOTTYさんの采配のおかげもあり、チームに少しでも貢献できたのかな、と思います。(第3セットにゴリ押しでいける問題があり、素数大富豪の合成数出し(二冪)の知識を活用して一瞬で問題解けたときはアツかったです!)

 

実質、ほとんどネタ枠()でしたが、全てのセット、かつ合計得点において素数点をたたき出すことができ、大いに盛り上がったのではないかと思います!

 

メンバーの皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

*1:MATH POWER杯とは別の公式大会

素数大富豪で遊ぼう会 2018年8~9月

8月11日と9月29日に素数大富豪で遊ぼう会を開催しました。

 

7月分の報告

prm9973.hatenablog.com

 

第28回 811の巻

2018年8月11日(土祝)・16:00~22:00

@ポプラ若者活動センターにて

参加人数:8人

 

この日は数学デーin札幌と同日開催でした。

だいぶ前なので詳しいことは覚えていない、、、のですが、

素数大富豪強化合宿をやりたい」という話が出たのはこの回でしたね!

(実際やってみて大盛況だったのでよかったです!)

 

 背後にムックさんという素数が出会いの素数に破られる瞬間

 

 合成数不意打ち上がり(策略ではなく、偶然揃ったパターン)

 

 駆け込みでもちゃんと出会いを見せてくる二世さん

 

この日出た素数合成数は以下の表です。

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1312がかなりの回数登場してますね。

 

 

第29回 929の巻

2018年9月29日(土)・16:00~22:00

@札幌市若者支援総合センターにて

参加人数:8人

 

29(素数)回目の開催で、30回目前となりました!!

素数大富豪バー*1からの刺客もあり、ますますプレイヤー層の広がりを感じますね~

 

1桁素数大富豪

この日話題になったのが、「1桁素数大富豪」です。

その名の通り、2桁カード(10~K)を使わないで行うルールなのですが、初心者向きにはいいのではという意見もあり、じゃあやってみようとなりました。

 

結局、9がKにとって代わるよねという当たり前の結論が出ましたが、ゲーム性自体は通常の素数大富豪と変わらない面白さで遊べたような気がして、感触はよかったです。

 

2桁カードがない分、桁上がりの華やかさは失われますが、チュートリアル向きにはもってこいかもしれません。

初心者向きにはもちろん、3枚3桁、4枚4桁、5枚5桁、etc..  の絵札なし素数を覚えるために活用できそうです。(対戦アプリ化求む!!!)

 2試合行いましたが、

「もりしーが9871を出す→なかのさんが9973(4枚出し最強)を出す」

という流れがいずれの試合でも起きたのが面白かったですね。

 

この日出た素数合成数はこちら

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革命下で101(3枚出し最強)が2回も出たり、多彩な2枚出し合成数が出たのは見どころでした。

二世さんやマモさんの出会いも安定で、マモさんが出した812109111110411は素数大富豪で遊ぼう会史上3番目に大きい素数(15桁)だと思います笑

 

 

次回予告

10月8日(月祝)に大阪で、11月23日に札幌での開催が決まっています。お楽しみに!!

prm9973.hatenablog.com

*1:イベントバーエデン札幌で行っている素数大富豪イベント

素数大富豪研究会&強化合宿を終えて

こんばんは。久しぶりの投稿です。

 

先日9月17日は素数大富豪研究会があり、そのあとにそのまま素数大富豪強化合宿も行いました。

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先に申し上げますが、とても素晴らしい研究会でした。

今までの素数大富豪関連のイベントは、基本的にただ「素数大富豪で遊ぶだけ」なのです。

しかし、素数大富豪研究会では、学会風なプログラム構成と大学の構内という雰囲気、そして素数大富豪で遊ぶのではなく、素数大富豪をテーマにした研究発表や議論を活発に行うこと自体がとても新鮮で、一参加者として存分に楽しむことができました。

運営の中心にあった二世さんやtsujimotterさん、そして招待講演をしてくださった関さんには感謝申し上げます。

 

以下、素数大富豪研究会(と強化合宿)のなかから特にこのブログで言及しておきたい点をピックアップします。

 

総合討議を中心とした論点の整理

プログラムの最後で、「素数大富豪の未来と可能性」についての総合討議がありました。

そこでの内容や、研究会全体を通しての論点から記憶のある範囲で整理しておきます。

 

☆一般向け/子供向けへの発信の必要性

今までの素数大富豪は、どちらかというと「数学好きの間で流行っている」状態が近かったのですが、最近になって数学好きを超えてプレイヤー層が広がりつつあるのも事実です。

しかし数学に親しみのない人に素数大富豪を教える際、「ドン引きされてしまう」という経験のある方も多いと思います。多くの人は「素数」や「計算」になじみがありません。

本当は楽しめるはずなのにミスマッチを起こしてしまうことを防ぐために、「はじめて遊ぶ人」がいる際には工夫が必要になってくる場合があります。

工夫の一例として、二世さんがポスター発表で「初めて遊ぶ人向けのアンケート」を提案されていました。

 

☆海外へ向けた発信

素数大富豪は今のところ日本国内でのみ(おそらく?)遊ばれています。

プレイヤー層の拡大の一環として、海外へ発信しようという動きがあります。というか、既に動き始めています笑

素数大富豪ルールの英語版が、遠くないうちにできる予定です。

 

☆プレイヤー層が拡大すると・・・?

素数大富豪がもっとメジャーなトランプゲームになるとどうなるでしょうか。

想像すると結構面白い世界が見えてきます。

・eスポーツの公式競技化

素数をいくらでも記憶できる「ギフテッド」の誕生(「人間の能力の拡張」にも関連)

・プロ組織の結成

・修学旅行での定番の遊びが「素数大富豪」

・家族団らんで素数大富豪

・「21世紀以降の日本人はなぜか皆やたらに大きい素数を記憶している」という海外での伝説

 

☆人間の能力の拡張

素数大富豪では、日常生活で使うことのないほど大きな素数を多数扱うため、素数大富豪があることにより、能力の一部が拡張されたという言い方をすることができると考えます。

車のナンバー等を見て、素数か否かが一瞬にしてわかるというのは、数字大好きの私でさえも素数大富豪がなかったらありえないことでした。

 

他にも多数の話題や論点がありました。

 

もりしー個人の発表について

私は口頭発表にて「素数大富豪の初期絵札分析」というタイトルで発表しました。

この研究では、初期手札、特に2桁カードである「10、J、Q、K、ジョーカー(以降、便宜的に「絵札」と呼ぶ)」の枚数と勝敗の相関について分析しました。

 

データ:もりしーvsCPUの対戦の500戦

集計方法:初期手札の絵札枚数(3枚~5枚の場合については絵札内容についてさらにA~Cの3段階に分類*1)を記入し、多い(良い)方が勝ったか少ない(悪い)方が勝ったかを記録する

 

この集計により、絵札枚数が多い、あるいは絵札種類が良い方の勝率が72%となり、絵札が多い方が圧倒的に有利という結果になりました。

これは、同じ試合においての先手勝率(69%)よりも高く、手札の良し悪しは、先手後手以上に勝敗を左右するといえるということになります。

 

一見、早急に対策が必要な感じがするのですが、これはトランプゲームとして難しいところでして、「ランダムに配った手札の引きの強さ」も試合の本質の一つであり、面白さでもあるという点から、試合の本質とあまり関係のないと思われる、先手後手*2ほど問題視する必要があるかというと現時点では疑問です。*3

この研究もサンプル対象の少なさや評価の恣意性などの課題もあるため、今後、一層研究を深め、検討していきたい課題となりました。

 

以下が発表スライドと分析に用いた表になりますので、興味のある方は是非ご覧ください。

 

 

【発表スライド】

素数大富豪の初期手札分析-スライド.pptx - Google ドライブ

 

【分析に使った表】

初期手札分析.xlsx - Google ドライブ

 

 

素数大富豪強化合宿について

研究会のあとに行った強化合宿ですが、これは研究会とセットのイベントではなく、完全に別企画での開催だったのですが、結果として研究会参加の約半数が強化合宿まで残るということになり、研究会と切っても切り離せない思い出となりました。

 

研究会で話題になった数譜の取り方解説に始まり、最終的には突如「素数大富豪飲酒杯(非公式大会)」が行われるほどでした。

雰囲気はこんな感じです↓

合宿の中での大会はさすがに長すぎたという反省もありましたが、終始盛り上がりが絶えず、楽しく過ごすことができました。

 

来ていただいた皆様ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

 

 

以上、長文になりましたが、素数大富豪研究会と強化合宿を終えた整理&感想でした。

*1:この点は評価基準が曖昧で相対的、主観的な面もあるので、妥当性は高くはありません。

*2:大会などでは、早急に先手有利への対策が必要である

*3:「絵札枚数が多いと有利」問題の対策案としては、

・初期絵札枚数をあらかじめ定める

・1桁カードのみで対戦する

などを今のところご提案いただいています。

素数大富豪コンピュータ対戦動画

夏本番、暑さが厳しい中ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

ところで、「素数大富豪はCPU対戦が上達の一番の近道」だというのが私の持論*1ですが、「挑戦してみたいけどなんかハードルが高そう」という方も一定数おりまして、急遽、動画を制作するに踏み切りました。

 

ポイントとしましては、素数大富豪の簡単なルール解説から素数大富豪CPU対戦の操作の仕方、そして、CPUに勝つためのテクニックなど、動画によってそれぞれのレベルに応じた解説をしています。Part4ではオンライン対戦の解説もしています。

 

7月21日の博物ふぇすてぃばるなど、素数大富豪に新たに触れる人も多い中で、コンピュータ対戦に挑戦したい人必見の動画です。

ナレーション等まだまだ未熟すぎて恥ずかしいですが、見ていただけると嬉しいです!

 

Part1 素数大富豪初心者向け

youtu.be

 

Part2 少し慣れてきた人向け

youtu.be

 

Part3 上級者向け

youtu.be

 

Part4 オンライン対戦したい人向け

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*1:素数大富豪初プレイはCPUのver.3(しかも4枚出し)で、1週間で勝率6割超えを達成しました。

素数大富豪で遊ぼう会in札幌 2018年7月

素数大富豪で遊ぼう会、7月は701の巻、719の巻と計2回開催しました。

 

前回の報告:5月分

prm9973.hatenablog.com

 

第26回 701の巻

2018年7月1日(日)13:00~19:00

参加人数:9人

札幌市若者支援総合センターにて

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素数大富豪研究会が発足しましたね。今年の夏は素数大富豪や数学に関するイベントがたくさんあります!

 

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序盤はハイレベルな6枚出しの応戦

 

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中盤以降、人数が増えてにぎやかになりました~

 

【ハイライト】

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ハムサンドにバナナ1というパワーワード素数

コンビニにいったらハムサンドとバナナ買いたくなっちゃうやつだ!

 

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合成数出しの1001は出せたら嬉しい。大会とかで出してみたいな。

 

【出された素数合成数

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革命が13回も起きました。積極的に試合展開を覆していくスタイルで革命をされる方が多く、スリリングでした!

合成数出しも多めでしたね。

 

第27回 719の巻

2018年7月19日(木)17:00~22:00

参加人数:6人

北海道大学ミュージアムカフェぽらすにて

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この日は平日夜に集まった6人でのんびり遊びました。

この日一番印象に残った素数「九九さんじゅういち」

なぜか語呂がいいんだよなあ...笑

 

これを受けて、九九素数という概念が生まれました。

 九九平方数も面白い。

 

【出された素数合成数

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この日は6枚出しが全く出ませんでした。珍しい!(いつも6枚出しが10回以上出てる方が異常だというのはある)

また、参加者さんたちの「今日出したい素数」がまた個性的で、7枚出し以上の欄にいくつかありますが、

148134131(148134K1):石破 in the sky

878741893:はなばなしいヤクザ

など、面白い語呂素数が多く登場しました!

 

次回予告

次回は、8月11日(土)の16:10から、白石若者活動センターで行います。13:00からの数学デーin札幌と続けて開催するので、お時間のある方はぜひどちらも来ていただければと思います!

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prm9973.hatenablog.com

 

10月の告知

さて、10月のMATH POWERまであと2か月ほどとなり、素数大富豪ガチ勢各位はそれぞれ対策を立て始めているところと思います。

そんな中、MATH POWERの前後の日程(10/4~9頃)を利用して、素数大富豪で遊ぼう会の道外出張編を開催しようと思います!!!!!

東京での開催はほぼ決定です。大阪も行きたい人が結構いそうなので、たぶん開催すると思います(確定要素がないアンケートなのに答えてくださった方ありがとうございます!)。

その他の地方都市でも、希望があれば日程の許す範囲で受け付けていますので、ぜひご気軽に連絡ください!開催希望の連絡は素数大富豪研究会(9/17月祝)まで受け付けます。

 

それでは、よろしくお願いします!

自作曲まとめ(2006~2016)

過去作品のまとめのページ。適宜追加していくと思います。

 

2016年:Twilight

youtu.be

 

2013年:オストワルト・コンプレックス

youtu.be

高校時代の友人と共作の、唯一のボカロ曲。化学のオストワルト法をモチーフにしています。

 

2013年:ありがとう

youtu.be

オカリナのための小曲。

 

2013年:Dungeon 3

youtu.be

ダンジョンBGM風の作品。

 

2012年:Dungeon 2

youtu.be

 

2012年:Dungeon 1

youtu.be

 

2012年:空のアラベスク

youtu.be

アルトサックスとピアノのための小曲。

 

2008年:昼下がり

youtu.be

 

2007年:カーニバル

youtu.be

 

2006年:楽園

youtu.be

最初期の作品。MIDIシーケンサによる作曲を始めたばかりの頃。

【素数集計】2018年上半期(後編)

この記事は、

prm9973.hatenablog.com

の続きです。素数大富豪で遊ぼう会で出された素数の集計を取っています。

 

数ごとの集計

全期間で出された素数が、それぞれ何回ずつ出されたかをカウントしたのが表6です。

表6 数ごとの集計

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※集計の都合上、合成数は除く

 

☆第1位☆ 1213

77回と1位に輝いたのは、やはり1213でした!

2枚出し最強素数として、かなり重要な位置を占めることや、3枚出しや4枚出し(革命時)にもたびたび出されるので、総合的に最重要な素数ですね。みんな大好き1213!

 

☆第2位☆ 57

僅差で2位だったのは、グロタンカットの57でした!73回です。

グロタンカットは場を流すことができるほか、使いづらい5の有用な使い道として、またはドローの機会確保の手段としてなど、様々な使い道があります。

 

☆第3位☆ 13

3位は、13でした!やや離れて45回です。

1枚出し最強素数であるほか、2枚出し革命時の切り札としても重要な素数ですね。

 

☆第4位☆ 131311

4位に入ってきたのは、なんと6桁の131311です!

3枚出しの最強素数ということで、一度3枚出しの流れになると、ほぼこの素数が出されるといっても過言ではないくらいの頻度で出されていました。

 

☆第5位☆ 13111211

この流れだとやはり、という感じですが、5位は13111211でした!

4枚出しの最強素数で、しかもKを1枚しか使わないので、「Kいっぱい持ってるし大丈夫だろう」という甘い考えで4枚出し仕掛けると、相手にKJQJで返されて痛い目を見ることが多々ありますね。(わかる人にはわかる)

Kの枚数が多い時は、なるべく3枚出しで仕掛けたほうが得です。

 

ここまでを見ると、ほとんどが最強素数を占めている点において、素数大富豪での手番を取ることの重要さが見えますね!(いつもこの流れ)

なお、5枚出し以上になってくると、必ずしも最強素数を出さなくても手番をとりやすくなるので、4枚出し以下に比べると最強素数への偏重は少なくなります。

 

特殊効果付きも人気で、6位にはジョーカー1枚出し、8位にはラマヌジャン革命がランクインしています。特に、ラマヌジャン革命は、試合展開を一気に覆せるという点でスリルがあるので、出しにくさの割には頻繁に出されます。

 

11位~55位

このあたりは、各枚出しの比較的強めの素数や、偶数消費型の絵札入り素数などが中心になっています。3枚出しまでの素数が中心ですが、41位以降になると、4枚出しや5枚出しの素数も増えてきます。

 

66位~132位

6枚出し以上が登場するほか、偶数消費型多枚出し素数、語呂合わせ素数、下位互換素数*1に至るまで、多種多様な素数がみられます。

 

233位(1回のみ出された素数

素数を種類ごとに分けると、半分以上がこれです。表ではスペースの都合上、省略させていただきましたが、偶然出会った素数や、桁の大きい四つ子素数、奇数ばっかりの素数、変わり種の語呂合わせ素数など、面白い素数がたくさん登場しました。

せっかくなので、奇抜な素数をいくつか紹介したいと思います。

 

99991(5桁最大)、444347(四つ子)、523333(語呂)、664663(四つ子)、525252523(語呂)

それぞれ同じ数を4枚使う必要がある素数なので、かなり出しにくいはずですが、四つ子や語呂など、何らかの意味合いを持った素数たちです。

 

87789593(バナナ焼くコックさん)、1061067593(とろとろなコックさん)

コックさんシリーズで面白いなと思った素数

 

10103671246811、81210861312107、81210861312109

とにかく桁数の多い四つ子素数。ほどほどに絵札が混じっているので、出そうと思えば意外と出せたりするのが特徴。なお、前者については四つ子の双子*2

 

886279771012133

今回集計対象となった中で、最大の素数。12枚出し15桁。

語呂合わせは諸説ありますが、私が気に入っているのは

バーバリブ(8862)

泣くな納豆(797710)

休憩さ(QK3)

意味不明ですが、一応五七五になっており、声に出したい語呂です。15桁くらいの素数なら語呂素数川柳が作れそうですね!

 

118810581013(いいパパと小鳩キング)

こちらも意味不明だけどいい感じの語呂。

某語呂素数専門家もおっしゃっていましたが、語呂は使えるかどうかではなく、声に出したいかどうかですよ!!笑

 

 

ここまで、素数大富豪で遊ぼう会で出された素数を、順位ごとに紹介していきました。

 

 

素数の集計は、今後の素数大富豪会でも継続してやっていきたいなと思います。今後、「n枚出しにおいて、m桁の素数が出された後に最も出される可能性が高い素数は何桁か」くらいの分析ができたらいいなと思ったり...

また、もっとデータ量が大きくなったときに、見えてくるものがあるかもしれません。

 

以上、素数集計の2018年上半期編でした。ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

素数大富豪で遊ぼう会 次回予告

2018年後半も、素数大富豪で遊ぼう会開催していきます。是非お楽しみに!

次回は、明後日7月1日(日)13:00~19:00です!

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≪参考・関連≫各大会での統計まとめ記事

nisei.hatenablog.com

prm9973.hatenablog.com

prm9973.hatenablog.com

*1:並べ替えるとより大きい素数を作れる素数のこと。

*2:p, p+2, p+6, p+8に加えて、p+30, p+32, p+36, p+38も素数となるもの。