【素数集計】2018年上半期(後編)

この記事は、

prm9973.hatenablog.com

の続きです。素数大富豪で遊ぼう会で出された素数の集計を取っています。

 

数ごとの集計

全期間で出された素数が、それぞれ何回ずつ出されたかをカウントしたのが表6です。

表6 数ごとの集計

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※集計の都合上、合成数は除く

 

☆第1位☆ 1213

77回と1位に輝いたのは、やはり1213でした!

2枚出し最強素数として、かなり重要な位置を占めることや、3枚出しや4枚出し(革命時)にもたびたび出されるので、総合的に最重要な素数ですね。みんな大好き1213!

 

☆第2位☆ 57

僅差で2位だったのは、グロタンカットの57でした!73回です。

グロタンカットは場を流すことができるほか、使いづらい5の有用な使い道として、またはドローの機会確保の手段としてなど、様々な使い道があります。

 

☆第3位☆ 13

3位は、13でした!やや離れて45回です。

1枚出し最強素数であるほか、2枚出し革命時の切り札としても重要な素数ですね。

 

☆第4位☆ 131311

4位に入ってきたのは、なんと6桁の131311です!

3枚出しの最強素数ということで、一度3枚出しの流れになると、ほぼこの素数が出されるといっても過言ではないくらいの頻度で出されていました。

 

☆第5位☆ 13111211

この流れだとやはり、という感じですが、5位は13111211でした!

4枚出しの最強素数で、しかもKを1枚しか使わないので、「Kいっぱい持ってるし大丈夫だろう」という甘い考えで4枚出し仕掛けると、相手にKJQJで返されて痛い目を見ることが多々ありますね。(わかる人にはわかる)

Kの枚数が多い時は、なるべく3枚出しで仕掛けたほうが得です。

 

ここまでを見ると、ほとんどが最強素数を占めている点において、素数大富豪での手番を取ることの重要さが見えますね!(いつもこの流れ)

なお、5枚出し以上になってくると、必ずしも最強素数を出さなくても手番をとりやすくなるので、4枚出し以下に比べると最強素数への偏重は少なくなります。

 

特殊効果付きも人気で、6位にはジョーカー1枚出し、8位にはラマヌジャン革命がランクインしています。特に、ラマヌジャン革命は、試合展開を一気に覆せるという点でスリルがあるので、出しにくさの割には頻繁に出されます。

 

11位~55位

このあたりは、各枚出しの比較的強めの素数や、偶数消費型の絵札入り素数などが中心になっています。3枚出しまでの素数が中心ですが、41位以降になると、4枚出しや5枚出しの素数も増えてきます。

 

66位~132位

6枚出し以上が登場するほか、偶数消費型多枚出し素数、語呂合わせ素数、下位互換素数*1に至るまで、多種多様な素数がみられます。

 

233位(1回のみ出された素数

素数を種類ごとに分けると、半分以上がこれです。表ではスペースの都合上、省略させていただきましたが、偶然出会った素数や、桁の大きい四つ子素数、奇数ばっかりの素数、変わり種の語呂合わせ素数など、面白い素数がたくさん登場しました。

せっかくなので、奇抜な素数をいくつか紹介したいと思います。

 

99991(5桁最大)、444347(四つ子)、523333(語呂)、664663(四つ子)、525252523(語呂)

それぞれ同じ数を4枚使う必要がある素数なので、かなり出しにくいはずですが、四つ子や語呂など、何らかの意味合いを持った素数たちです。

 

87789593(バナナ焼くコックさん)、1061067593(とろとろなコックさん)

コックさんシリーズで面白いなと思った素数

 

10103671246811、81210861312107、81210861312109

とにかく桁数の多い四つ子素数。ほどほどに絵札が混じっているので、出そうと思えば意外と出せたりするのが特徴。なお、前者については四つ子の双子*2

 

886279771012133

今回集計対象となった中で、最大の素数。12枚出し15桁。

語呂合わせは諸説ありますが、私が気に入っているのは

バーバリブ(8862)

泣くな納豆(797710)

休憩さ(QK3)

意味不明ですが、一応五七五になっており、声に出したい語呂です。15桁くらいの素数なら語呂素数川柳が作れそうですね!

 

118810581013(いいパパと小鳩キング)

こちらも意味不明だけどいい感じの語呂。

某語呂素数専門家もおっしゃっていましたが、語呂は使えるかどうかではなく、声に出したいかどうかですよ!!笑

 

 

ここまで、素数大富豪で遊ぼう会で出された素数を、順位ごとに紹介していきました。

 

 

素数の集計は、今後の素数大富豪会でも継続してやっていきたいなと思います。今後、「n枚出しにおいて、m桁の素数が出された後に最も出される可能性が高い素数は何桁か」くらいの分析ができたらいいなと思ったり...

また、もっとデータ量が大きくなったときに、見えてくるものがあるかもしれません。

 

以上、素数集計の2018年上半期編でした。ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

素数大富豪で遊ぼう会 次回予告

2018年後半も、素数大富豪で遊ぼう会開催していきます。是非お楽しみに!

次回は、明後日7月1日(日)13:00~19:00です!

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≪参考・関連≫各大会での統計まとめ記事

nisei.hatenablog.com

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*1:並べ替えるとより大きい素数を作れる素数のこと。

*2:p, p+2, p+6, p+8に加えて、p+30, p+32, p+36, p+38も素数となるもの。