合成数出し

本日は前回の記事で名前だけ触れた、「合成数出し」という技について解説します。

 

素数大富豪は原則素数しか出せませんが、その「例外」にあたるのが合成数出しです。

その名の通り、素数ではなく合成数を出すわけですが、無条件で合成数を出せるわけではありません。

合成数を出すときに、その素因数をその場で捨てるという条件のもと、出すことができるわけです。

たとえば、66という合成数を出すときに、その素因数である2と3と11を捨てます。

ポイントは「素因数でなければならない」というところで、6×11や、2×33のような分解で出すことはできません。

 

ちなみに、なぜ今日この内容を書こうと思ったかといいますと、今日は10月24日、1024=2^10という、合成数と言うにふさわしい日だからです、、、笑

 

素数大富豪でも、2を2枚、4、10を2枚で1024が出せますね。

合成数出しは指数表記も可能なので、2と10を捨てて1024を出すことになります。(指数表記にしなくてもいいのですが、1024を出そうとするとトランプの2が足りなくなってしまいます。)

 

合成数出しは手札を大量に消費できる(その分揃えるハードルは高い)上に、偶数カードの使い道が広がるので、手札に偶数が多い時は、合成数出しという選択肢を考えてみるといいかもしれません。

「偶数の消費」と「合成数としての出しやすさ」から個人的におすすめな合成数出しを紹介したいと思います。

 

①256=2^8

5を偶数*1として数えると、偶数5枚を一気に消費できる優れもの。2^10以下の2の冪はどれも出しやすいと言えるでしょう。

 

②46=2×23

桁の繰り上がりがないため、すぐに判断できて出しやすい合成数です。偶数も消費できます。併せて、446=2×223、86=2×43、886=2×443あたりもおすすめ。

 

③1310=2×5×131

2枚出し最強素数1213に勝てる合成数は4通りありますが、個人的には1310が一番出しやすいのではないかと思います。131が素数と知っていれば簡単に計算できますし、2と5の消費もできます。

*1:5は下一桁として使えないことから、素数大富豪界隈では5はしばしば偶数と呼ばれる