【悲報】連覇ストップ

この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2021 - Adventar の2日目の記事です。

昨日は二世さんによる、2021年の素数大富豪 - にせいの日記 でした。

 

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皆さんおはようございますこんにちはこんばんは。

当ブログ更新も1年ぶりであり、前回記事を書いたのは昨年の素数大富豪アドベントカレンダーだったなあと思い出しながら執筆を始めております、もりしーです。

 

改めまして自己紹介をしますと、私は2017年に素数大富豪を始め、同年のMATH POWER杯にぽっと出で優勝。同大会において2020年まで4連覇をしておりました。

主に札幌周辺において、様々な素数大富豪普及活動をしてきており、素数大富豪大会の運営や司会などもやらせてもらっています。

 

大会や素数大富豪とのかかわりに関してはなんだかんだ毎年アドベントカレンダーで話題に上げていたので、振り返りがてらにリンクを載せておきます。いやあ、懐かしい。初年なんて特に初々しい。

 

prm9973.hatenablog.com

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というわけでようやく本題ですが、なんと残念なことに、大会での連覇がついに途切れてしまいました...!

今年もコロナウイルスが流行する中、なんとかオンラインにて開催をつなぎとめたマスプライム杯。2016年のMATH POWER杯に始まり、マスパーティ杯を経て名前を変えながらも趣旨を引き継いで開催してきたこの大会に、実に5年ぶりに新タイトル保持者が生まれることになったのです。

確かに残念ではあるのですが、それ以上にまさかここまで連覇が続くなんてという気持ちと、今後塗り替えるのがなかなか難しそうな記録を残せた達成感と、実際実力的には5連覇なんてできたもんじゃないからここまでだろうという納得感が入り混じっており複雑です。

 

リセットされて楽な気持ちにはなったので、今後の大会ではチャレンジャーとして新たな気持ちで大会に臨めると思います。

 

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2017年4月2日に素数大富豪を始めて今日で4年と8ヶ月。

既に人生の6分の1は素数大富豪をしていることになるので、近況も含めて色々と振り返っていこうと思います。

 

2017年、当時大学生だったのですが、動画でMATH POWER杯などを見たり、みらいけん数学デーの様子をTwitterで追っていたりして、素数大富豪って楽しそうだなあ、ここにいる人たちと一度は遊んでみたいなあ、と思っていた頃です。

ルールは把握したものの遊ぶ相手がいなかったので、最初はnishimuraさんが作ったCPU対戦で無限に遊んでいました。ここで私のプレイスタイルの基礎となる4枚出し戦法を自分の中で確立していきました。

ひとりで鍛えた成果があり、同年のMATH POWER杯で初代タイトルのみうらさんを破り優勝。当時は数学界隈では一切知られていない無名のプレイヤーだったので、大変驚かれたのを覚えています。

また大学卒業とともに地元の札幌に戻り、当時二世さんが主催していた素数大富豪で遊ぼう会in札幌に顔を出すようになりました。

 

2018年。ここから翌年にかけて、素数大富豪活動のピークを迎えることとなります。

まず素数大富豪で遊ぼう会in札幌の主催を引き受け、以来2019年までほぼ毎月開催してきました。OTTYさんなど熱量の高いプレイヤーと出会い、切磋琢磨しながら研鑽を積んでいくこととなります。出す素数の幅も7~8枚出しまで広がり、どんどん強くなる楽しさを見出していた時期でもあります。

同時にイベントでは初心者の受け入れも拒まず歓迎していましたが、どうしても実力差が浮き彫りになってしまいがちでそれは悩みの種でしたね。

同年のMATH POWER杯では東京素数大学の強豪、カステラさんと決勝で当たりましたが手札運にも恵まれ連覇。

 

2019年。北大素数大富豪同好会を含め、数々の大学での素数大富豪サークルが活発に活動し始めた時期でした。

私は自営の開業時期でありバタバタしながらも活発に素数大富豪活動を続け、素数大富豪で遊ぼう会はこの頃が大学生の流入があったこともあり最も人数が集まっていたと思います。

戦略的には11枚出しや二刀流戦法を個人的に開拓し始めていました。同年のマスパーティ杯ではCPUの生みの親nishimuraさんを破り3連覇。

マスパーティ杯には運営としても参画し、ここで二世さん・はなぶさん・もりしーの運営トリオが成立した形ですね。

またこの年、コロナ禍を先駆けて蝉王戦などのオンライン大会が活発に行われるようになっており、これがあったからこそ翌年のマスプライム杯の予選をオンライン移行することに踏ん切れたのかなと思ったりもします。

 

2020年。年初にはコロナ禍に巻き込まれかけながらもなんとか札幌杯を開催しました。

コロナ禍の影響もありますが、実をいうと札幌杯で個人的には色々と燃え尽きてしまい、以来素数大富豪の活動頻度はそこまで活発ではなくなります。そんな中でもなんとか場を維持しようとはしていて、Zoomで素数大富豪で遊ぼう会Onlineを開催したり、マスプライム杯の運営にも参画したりしました。

オンラインでの大会運営はなかなか苦労もありましたが32名もの方に出場いただき、決勝は対面で行うことができて大盛況だったと思います。この大会の決勝ではOTTYさんとの死闘の末に勝利し4連覇。

 

2021年。今年は私にとっての素数大富豪関係のほぼ唯一の活動がマスプライム杯でした。早いうちから計画をし、運営の人数も増やし、万全?の体制で臨み、結局決勝までオールオンラインにはなってしまったものの、見どころの多い大会になったと思います。私は準々決勝でnishimuraさんと当たり敗れてしまいましたが、そのnishimuraさんの優勝を見届けることができてよかったです。2年連続準優勝になってしまったOTTYさんもファインプレー炸裂で会場を沸かせました。マリンさんや巽さんなど、比較的新しいプレイヤーもべスト8以上に食い込み、まだまだ素数大富豪の歴史は続いていくんだなと感じました。

 

 

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そして、今年は素数大富豪との関わりそのものについて色々と悩みました。

正直な話をすると、昨年あたりから素数大富豪が楽しくなく感じる場面が増えて、自分でもその原因を突き止められずにいました。

実際、誰よりも熱中した自覚はあるしそのゆえ冷めるときは一気に冷めるだろう、という経験則と、現職がそこそこ忙しいこともあってそもそものプライベート時間が少ない上に、別な趣味(素数大富豪より優先したい時もある)もあったりする中でですので、ある程度は予想していたし、仕方ないことだとは思います。しかし素数大富豪が自分にとって大切な、最も熱中できたゲームであることには変わりないし、そこで出会った人たちもかけがえのないものです。素数大富豪活動が続けられなくなってしまうのはやはり私にとっては痛手でしかないので、ずっと感じていたモヤモヤを解消すべく色々と考えてきました。

 

素数大富豪そのものはやはり楽しいんです。大人数でわいわいやっているときに出る素数に一喜一憂するのもいいし、大会の時は大会の時でとてもいい緊張感が走っていてそれもまた素晴らしい。最近は周りの身近なプレイヤーが強くなりすぎてついていくのが大変という面もありますが、新たな素数や新たな戦略に触れていくのはとても楽しい。

そうなると、普及活動の方が負担になっているのではないか、ということになります。大会運営やイベントなどに手を出し始めると徐々にそちら一辺倒になってしまい、それとプレイヤーを何とか両立し続けては来ましたがやはり限界がありました*1素数大富豪の楽しさを伝えることにフォーカスを当てているうちに、自分が本当に楽しんでいたはずの素数大富豪とのギャップが溜まっていたのかな、とは思います。

 

・前ほどの熱量ではないが、素数大富豪で遊ぶことそのものは楽しい

・大会運営や普及活動も楽しいは楽しいが、どうしても義務感が強くなってしまい純粋に楽しめないことがあるため、数少ない休日をそこに当てたくはない

 

 

このあたりを自分の中で突き止めることができたので、先日、当面の結論を出しました。

 

「普及活動は休止、プレイヤーとしては続投」

 

です。そういう経緯もあり、今年初めに二世さんからのお誘いで二つ返事で引き受けた素数大富豪普及協会代表の肩書は、自ら譲る形となりました。

 

 

今後も長く現役プレイヤーとして居続けたいと思います。

勝ちも負けもたくさん重ねて深みのあるプレイヤーになるのが目標です。

 

大会等で対戦される際はよろしくお願いします!

 

 

以上、今年が色んな意味で節目だなと感じたので長々と書かせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

明日はカステラさんによる「素数大富豪における「三つ子素数」について」です。お楽しみに!

graws188390.hatenablog.com

*1:もちろん、このあたりは個人差があると思うので、今後プレイヤーと普及活動をバンバン両立できる人、したい人がいればどんどんやってね!という思いです。