マスプライム杯開催報告+四連覇達成!
この記事は 素数大富豪 Advent Calendar 2020 - Adventar の5日目の記事です。昨日はnishimuraさんによる 代打ちの感想などでした。
マスプライム杯決勝大会で唯一遠隔操作での参加となったnishimuraさんが、代打ちのプレイヤー視点から感じたことを語ってくれる貴重な記事でした。
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2020年は新型コロナウイルスの影響で、集会が非常にやりづらい時勢になっており、幾度も大会開催が危ぶまれる状況が続きました。
そのような中、はなぶさん、二世さん、私を中心とするマスプライム杯実行委員会により、MATH POWER杯やマスパーティ杯の流れを汲んだ素数大富豪トーナメントを開こう、という思いを乗せ、今年は「マスプライム杯」として独立で素数大富豪大会を開くことになりました。
予選はオンラインで行い、対面の決勝大会も感染症対策を講じながら、無事に終えることができました。まずは支援者の皆様、スタッフの皆様、出場・観戦してくれた皆様に深くお礼申し上げます。
運営面で感じたこと
今までの素数大富豪大会も何度か運営に携わったことがあるのですが、今回圧倒的に違うのはやはり「予選会が完全オンライン」だったことです。
同じ会場に皆が集まってやる場合は「その場の空気」を感じたり、「その場の打ち合わせ」がしやすかったりするので多少粗削りなところがあってもカバーしやすかったのですが、完全オンラインとなるとそうにはいかず、そもそもどうやったら大会が楽しくなるんだ?どうやれば盛り上がるんだ?というところから手探りの状態でした。
他の競技でオンライン大会を行っている動画を見たりしながら、オンライン競技イベントの作り方を参考にしたりしました。
今思えば、マスプライム杯実行委員会が発足した7月中旬から2ヶ月ほどでオンライン予選会を開けたのはすごかったなと思います。
毎週打ち合わせを重ね、苦労するところもありながらもスタッフの協力も受けながらなんとか乗り切ることができました。
今後、オンラインで大きな大会を行う際には必ず活きてくる知見もあって、そういう面ですごくよかったと感じています。
写真1 オンライン予選会の様子(YoutubeLiveより)
まさかの四連覇!
昨年まで、MATH POWER杯とマスパーティ杯で三連覇を続けてきましたが、今年はまさか連覇が続くとは思っていなかった、というのが正直なところです。
強いプレイヤーは例年以上に増えていますし、戦略も多様化し、精度もますます求められるようになってきています。加えて、私自身は昨年までに比べると新たな素数の開拓や戦略の開拓が足りておらず、実力面ではかなり不安がありました。
そのような中で、いちばん大きい大会で四連覇を決められたのは応援してくださった皆様、そして決勝大会の仕事の負担を減らしてくれた運営及びスタッフの皆様のおかげだと思っています。本当にありがとうございました!
写真2 決勝大会対戦卓の様子
決勝戦前の様子 #マスプライム杯 pic.twitter.com/kmwJxxjolQ
— マスプライム杯2020 11/22決勝大会 (@MathP_cup) 2020年11月22日
今回の決勝大会出場者8名!お疲れ様でした! #マスプライム杯 pic.twitter.com/cnb84SXggL
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2020年11月22日
最後に、この大会を終えていちばん感じたことを記します。
やはり、素数大富豪はトランプを使った対面が楽しい!
今年は特にオンラインで遊ぶことの方が多かったのですが、やはり対面だとオンラインにはないその場の雰囲気やトランプを引いたり組み替えたりする感触があって、そういうものが素数大富豪の楽しさの一端を担っているのでは、と感じました。
また、大会に限っていえば、「場には出なかったけど控えていた素数」も相当数あり、そういったところでも見せ所を作れるのがいいところだな、と感じました。
オンラインが必ずしもすべて劣るというわけではありませんが、こういう時勢だからこそ感じられた対面の良さの一面かなと思います。
今後、対面で遊ぶ機会をコンスタントに作れるかどうかはあまり見通しが立っていませんが、少なくとも年1回くらいは、このように大会があると素数大富豪をもっと楽しめるな、と個人的に思いました。
明日の記事は二世さんによる「ラマヌジャン革命の成長の記録」です。お楽しみに!