素数大富豪大会 札幌杯 告知

いつも皆様お世話になっております、もりしーです。

この度、札幌で素数大富豪大会を主催させていただきますので、当ブログ及び素数大富豪 Advent Calendar 2019 - Adventarの場を借りて告知いたします。

 

アドベントカレンダー前日の記事はななみさんによる

nana112773.hatenablog.com

でした。

 

 

大会名

札幌杯

 

主催

もりしー

 

開催日時

2020年2月29日(土) 12:30開場~21:00

 

開催場所・参加費

13LABO (カレーパンドラ本店に所在地同じ)

北海道札幌市北区北13条西4丁目1-2 第一志水ビル2F

 JR札幌駅北口から徒歩11分、地下鉄南北線北12条駅から徒歩2分

参加費:一般 1009円

    17歳以下または高校生以下 2円

参加申し込み

グーグルフォームより受付(1月1日にリンクを貼ります)

申し込み期間:2020年1月1日~1月31日*1

 

なお、観戦のみの申し込みも受け付け致します。

 

forms.gle

 

大会概要

以下の2階級に分け、それぞれトーナメントを行う。

下記2階級では、参加条件とルールが異なる。

 

【無差別級】

定員:16名

優勝した者に与えられる称号:Queen-King

今までの大会に近いルールで行う。だれでも参加可*2。詳細は下記ルールを参照。

 

【ライト級】

定員:12名

優勝した者に与えられる称号:Jack

出場制限:以下の3大会で、ベスト8以上に進出している者は出場不可

・第3期 MATH POWER杯(2018年10月)

・第1期 蝉王戦(2019年7~10月)

・第1期 マスパーティ杯 一般の部(2019年10月)

 

無差別級との重複申し込みも可。ぜひ両方出場してください!

 

大会ルール

素数大富豪公式ルール

integers.hatenablog.com

に準拠し、以下の設定で行う。

 

(D1) ジョーカーの枚数:2枚

(D2) 偶数カードの削減:(無差別級)なし (ライト級)1枚ずつ削減*3

(D3) 場に出すカードの枚数制限:(無差別級)制限なし (ライト級)6枚*4

(D4) 初期手札の枚数:(無差別級)11枚 (ライト級)7枚

(D5) 手番の順序の決定方法:1ゲーム目はじゃんけんで先手を決定。2ゲーム目以降は先手後手を入れ替える。

(D6) 考慮時間:1分

(D7) 手番の制限時間:

  (無差別級)持ち時間5分、持ち時間を使い切ると1手15秒

  (ライト級)持ち時間3分、持ち時間を使い切ると1手10秒

(D8) 手番の制限時間切れ時の設定:強制パス

(D9) 素数判定員による素因数分解の情報公開:なし

(D10) カードの流しかた:流すカード全体をよく切ってから、山札の下に追加する。

(D11) ゲームの時間:制限なし。ただし、ライト級は手札が20枚以上になると負け。

(D13) カード選択に伴う計算についての制限:暗算で行う。カンニングを行ってはならない*5

(D15) ジョーカー1枚出しに関する設定:1枚出しジョーカーは最強。0〜13の代わりとしては出せない。

(D16) ジョーカー2枚出し最強ルールの設定:なし

(D17) あがりによる制限:なし

(D18) ゲームの制限時間がない場合の千日手:ジョーカー1枚単独出しを3回連続で行ったプレイヤーは、その時点でそのセットは負けとする。

(D19) 手札の公開:なし

 

(合成数出し及びペナルティに関する規定)

今回は、ペナルティに関して公式ルールとは異なる規定を設ける。また、無差別級とライト級でペナルティに関する規定に差をつける予定である。主な理由は以下のせきゅーん氏のブログ記事参照。またライト級を設けるにあたっては、より初心者でも参入しやすいようなルールが必要だと考えたためである。

integers.hatenablog.com

※今回、合成数出し及びペナルティによるルール変更案を実施する予定ではあるが、まだ発案直後でそのゲームへの影響が十分に検討されていないことも考慮し、最終的なルール決定は2月11日の発表とする*6

 

開催の経緯などなど

ここまで堅く開催概要を記してきましたが、開催の経緯をお話しします。

 

素数大富豪は数学を趣味とする人たちを中心に広がりはじめ、現在では数学コミュニティの外にも知られるようになってきました。その中で、私が拠点とする北海道は注目すべきプレイヤーがとっても多いのに、東京周辺でしか大会が開催されていなかったゆえに今まで出場できなかったプレイヤーもたくさんいます。

いつか札幌で大会を開催したい、という思いを持ち続けて約2年、私自身も今年のマスパーティ杯の運営での手応えもあって、今年度ならできる、今年度やるしかない、と思い開催を決定いたしました。

 

今までの大会と一番違うところは、階級制を取り入れたことです。今までは皆が同じトーナメントに入って戦うことになっていましたが、レベルの差があまりに大きくなってきたため初心者が勝ち上がれる可能性がほとんどない、といった現実がありました。

今回は、中級~上級向けの「無差別級」と初心者~中級向けの「ライト級」の2階級に分かれて、それぞれでトーナメントを行ってもらいます。

ある程度経験してきて自信のある方は無差別級、初めての方はライト級がお勧めですが、プレイヤーの中では案外ボリューム層かもしれない中間層「そこそこ経験はあるけどめっちゃ強い人たちの中で勝ち上がれる自信はない」という方々にはぜひ、両方にエントリーしてもらえたらと思います!

 

また、今回の大会はYoutubeにて生放送するほか、解説も(可能であれば)つけながら放送する予定です!今後の素数大富豪に財産を残せる大会にします。

 

以上、皆様のエントリーを心よりお待ちしております!

 

主催は私1人で務めますが、有志で「運営スタッフ」「スポンサー」を募集いたします。こちらについての詳細は年明け頃に告知いたしますので、今しばらくお待ちください。

 

【今後の予定】

12/22  大会告知

1/1  大会参加・観戦申し込み開始

1/13 スタッフ・スポンサー受付開始

1/31 エントリー締め切り

2/11 ルール最終決定

2/29    大会当日!

 

最後にはなりますが、大会翌日の3月1日には「素数大富豪で遊ぼう会in札幌」を開催します*7。大会出場者も、出場されなかった方も、地域を超えて交流出来たらと思います。それでは改めましてよろしくお願いいたします!

 

明日の記事は、でこぽんさんによる「学習指導要領を...」です。お楽しみに!

*1:参加人数によっては、追加で募集したり早く締め切ったりします。お早めに申し込みを!

*2:ただし、大会開催時間が19時を過ぎるので、中学生以下は保護者同伴とする。

*3:ハートの偶数(2,4,6,8,10,Q)をあらかじめ抜いたデッキを用いる

*4:素因数場は含めない

*5:2桁以上の素数が書かれた衣服を着てはならない。

*6:大会2週間前になってしまい申し訳ございません。無差別級出場希望者は、合成数出しルール変更案の新条件(改)

素因数場に出せるカードの組に課せられる新条件(改) 素因数として出す各組の数値は場に出すカードの組の数値より小さく、素因数分解公式が少なくとも10を法とした合同式としては成立していなくてはならない。

合成数出しにおけるルール変更案 - INTEGERS

のルールにある程度慣れておくことをお勧めします。 当日にルールに関する説明はする予定ですので、完ぺきじゃなくても大丈夫です。

*7:13~17時頃の予定

素数大富豪研究会2019

先日12月7日、昨年に引き続き第2回の素数大富豪研究会が開催されました。

今回は東京での開催。全体で20名余り、北海道からも5名ほどが参加しました。

 

すっかり忘れていたのですが、昨年は開催後にまとめの記事を書いていたんですね。改めて読んでみると我ながらよくまとまっている...!(?)

 

prm9973.hatenablog.com

 

今回も同様に、当ブログで特に言及しておきたい論点を簡単にまとめようと思います。

 

 

 

 

今年の注目のテーマ!合成数カマトトについて

ここ数ヶ月さんざん言われている問題ではあります。今回の研究会だけでも、口頭発表・ポスター発表合わせて5人近くが触れていたように思います。

細かい内容は省略しますが、この研究会を通して「ルール調整にようやく動き始めた」くらいの段階です。

 

あらゆるゲームは、たくさんの人に広まるにつれ、考案当初は想定していなかったような戦法を使う人が現れ始め、それが思いのほか強くゲームバランスを揺るがすということがよくあります。

 

素数大富豪でこれに近い位置にあるのが「合成数カマトト」です。考案者のせきゅーんさんがアドベントカレンダー14日目の記事でルール変更案について言及くださるようです。

実際に公式ルールまで改訂されるかは不明ですが、大会などの場では、適宜新しいルールを採用していく可能性は大いにあります。

 

素数大富豪社会学(人文学?行動経済学?)*1について

これは昨年の研究会でtsujimotterさんがやりたいと言っていた研究で、「素数大富豪がどのように広まったのか」に迫る研究です。

これは、今回の素数大富豪研究会のメインテーマである「素数大富豪ってなんだ?」を深く掘り下げる内容であり、非常に興味深かったです。

 

今回のtsujimotterさんの口頭発表では、主にせきゅーんさんによるブログ記事「素数大富豪との出会い」を参考に、考案の2014年から2016年頃までの初期の広まりに焦点を当てました。

integers.hatenablog.com

 

現在は、素数大富豪の普及に関するまとまった資料が上記記事以外にほとんどないため、今後はそういった一次資料を充実させていくことの必要性が見えました。

 

今後、1次資料のひとつとして素数大富豪年表の編纂がはじまるほか、各々が自分がやったことはもちろん、ほかの人がやったことについても含め俯瞰的に記録をしていくとよい資料が集まってきます。

 

後述のワークショップの「深める」の部で、せきゅーんさんと私がこの「素数大富豪社会学」を様式に沿って深めてみた結果、研究意欲がより高まりました。

 

 

素数大富豪研究のこれからを考えるワークショップ

研究会の最後に行われたワークショップでは、「広げる」の部と「深める」の部に分かれて、それぞれ素数大富豪のこれからを考えていきました。

 

 

☆広げる

素数大富豪の211の問題~

マンダラチャートを用いて、素数大富豪の遊び方、伝え方などの派生をいかに広められるかが要点で、211個を目標にし、実際には157個広がりました。

マンダラチャートの写真がないので割愛しますが、こんな感じのを作りました。(画像)

f:id:prm9973:20191212123027j:plain

出典:http://u-note.me/note/47502826

 

なお、二世さんが「完成させたい」そうなので、ぜひご協力を。

 

 

☆深める

こちらは、今回の発表の中から自分がさらに深めたいテーマを選び、2人1組になって日本学術振興会特別研究員の申請書の様式に沿って内容を掘り下げていきました。

40分という限られた時間で様式を完成させることは難しいですが、それぞれの組が研究テーマについてより深く考えることができたことで、研究を継続させるインセンティブが生まれました。

 

 

素数大富豪の英語名が公式決定!

研究会後に行われた懇親会の場で、考案者のせきゅーんさんを中心に、素数大富豪の英語名を正式決定させよう、という話になり、PrimeQKに決定しました!

今後、英語圏で広めていく中でこの名前を正式なものとして使っていくことになります。歴史的な瞬間に立ち会えました。

 

 

その他研究成果など

最後に、研究会で発表された様々な発表の一言紹介を載せておきますので、詳しいことは研究者本人にお尋ねください(以下敬称略)。

 

・KJQJは弱い(OTTY)

合成数の組み換えにより素数になりやすい組がある(岩淵夕希

素数の末尾に3を付けるのは素数になりづらい(nishimura)

素数大富豪をやると、見かけた数が素数かどうか気になるようになる(二世)

素数を習うのは小学5年生(でこぽん)

素数大富豪素数のインフレはジンバブエドル並み(もりしー)

・多枚出しは多様化している(カステラ)

・並べ替え最大素数を効率的に求めてみた(tatyam)

・レーティング追調査(辻順平)

素数大富豪を見つめる(なきゃの)

・北大祭で素数大富豪を出展!(OTTY、なきゃの、二世)

素数大富豪に特化したカードデザイン(小林まどか)

・オンライントーナメント大会開きました(なきゃの)

素数大富豪の普及過程(辻順平)

 

最後に私の発表のポスターのリンクを張っておきます。ご自由にご覧ください。

drive.google.com

 

 

主催者の二世さん、tsujimotterさん、そして当日スタッフのみなさん、今回も素敵な研究会をありがとうございました!

*1:学問分野的にどれに該当するのか、識者による意見求む。

ちょっと11枚出し覚えてきた。

この記事は 素数大富豪アドベントカレンダー 11日目の記事です。

昨日は、ふみ川まうりさんによる

fumikawa23.hatenablog.com

でした。

 

 

11枚出しとは?

11枚出し素数とは、素数大富豪において、11枚のカードを組み合わせて出すことのできる素数を指します。11枚のカードを使って素数を出すことを「11枚出しをする」と言います。

 

11枚出しってできるの?

できます。公式ルール準拠で行われる大会は、現在多くが初期手札を11枚に設定しています。つまり、11枚出しができると、先手の場合1手で勝つことができます。

11枚出しの素数をひとつも知らなくても、初期手札を適当に並べ替えて出せば素数になる場合があるので、低確率ですが誰でも初手上がりが可能です。

 

11枚出しのメリットは?

11枚出しは、初手で確実に上がれるのでとにかく最強です。現時点で11枚出しに対してコンスタントに返せるプレイヤーは少ないので、手札が多いときに11枚出しで手札を減らすにも有効です。

 

いや、それにしても11枚出しなんて現実的じゃないでしょう?

もちろんすべて運に任せるならかなり成功率は低くなります。mattyuuさん(2016)によると、11枚をランダムに出して素数である確率は約3.6%です*1

さすがに偶数や3の倍数、5の倍数までは判定できるよ!という人もそこそこいると思うので、2、3、5の倍数までチェックして回避した上で11枚を出した場合、成功率は約11%で、9回に1回は成功する計算になります。まだまだ博打ですが少し見えてきましたね。

 

こっからさらに7、11、13を判定して確率を上げるの?

いえ、実はそれはしません。判定が煩雑になる割に、成功確率はそこまで上がらないからです。

 

あとは地道に少しずつ覚えて徐々に確率を上げるだけです

え~~~~~~~~~~~~( ゚Д゚)

 

 

というわけで、少しずつ覚えましょう。

とはいえ、何から覚えればいいかなんていきなりはわからないですし、私も最適解はわかりません。

 

ただ、なんとなく、札の重複がないものがとっつきやすくて実用的かな、と思い、それを覚えることにしました。

 

ちなみに11枚の札重複なし素数が何種類あるかというと、

 

51種類

 

です*2。意外と少ないでしょ?

目標を立てやすいのでこれをマスパーティまでに全部覚えよう、と決意したのが今春頃*3

実際マスパーティまでに大方覚えることに成功しました*4

 

11枚重複なし素数(11種11枚素数ともいう)表

これで全部です。覚えやすいようにグループごとに色を付けています。右上は11枚で3の倍数になってしまう組み合わせのうち、11枚使用合成数がある場合は記入しています。もしかしたら他にもあるかもしれません。

f:id:prm9973:20191210222424p:plain


 

 

行と列はそれぞれどの数字が欠けているかです。この組み合わせで3の倍数を除くと52個、同じ素数を使える1組(2K抜きと3Q抜き)を考慮すると51個です。

 

それでは、すべてではありませんが一部のシリーズを軽く解説をします。ちなみにですが、上昇型・下降型は特に、「抜けてるカード」を覚えるのが重要です。

 

①上昇型

1456789TJQK(23抜き)

1345678TJQK(29抜き)

12456789TQK(3J抜き)

12356789JQK(4T抜き)

1234689TJQK(57抜き)

12345689JQK(7T抜き)

123456789TK(JQ抜き)

23抜きとJQ抜きが対称の位置、3J抜きと4T抜きはその対称軸上にあります。それを覚えればあとは29(肉)と7T(納豆)と57(グロタン)のみ。

 

②下降型

KQJT9754321(68抜き)

KQJT9654321(78抜き)

QJT98654321(7K抜き)

KJT97654321(8Q抜き)

KJT87654321(9Q抜き)

68と78は隣、8Qと9Qも隣です。残りは7K。

 

③ろくでなしコックさん型

「特定の数字列を含むもの」の例です。「ろくでなしコックさん」の前や後に4枚のカードを組み合わせます。なお、ろくでなしコックさん(6T74593)自体も素数です。

K86T74593QJ(12抜き。キングはろくでなしコックさん球場)

2Q6T74593JK(18抜き。二級ろくでなしコックさんJK)

J2Q86T74593(1K抜き)

6T74593JK81(2Q抜き。ろくでなしコックさんJKばい)

QJ216T74593(8K抜き)

 

④花見にTOEIC

これもまた覚えやすい型で気に入っています。花見にTOEIC(8732T19)自体も素数です。

65QK8732T19(4J抜き。婿休憩花見にTOEIC)

QJK48732T19(56抜き。球場軽視花見にTOEIC)

54QK8732T19(6J抜き。腰休憩花見にTOEIC)

J45K8732T19(6Q抜き。いい横井さん花見にTOEIC)

 

まだまだ他にも色々な型がありますが、このような感じで51個の素数を覚えれば重複のない初期手札の時に大チャンス!になります。

 

ちなみに、大会等では初手で知っている11枚出しに成功したことはありませんが、マスパーティ杯の準決勝、ドゥーさんとの試合の4セット目では1枚違いのニアミスでした*5

また、蝉王戦ではペナルティ後に手札が多い状態から11枚出しを出して勝負手にした試合もあります。

 

f:id:prm9973:20191211153842p:plain

 

 

というわけで、今回は重複のない11枚出しを紹介しましたが、これは11枚出しのほんの入り口に過ぎません。11枚出しマスターになるための旅はこれからも続く...

 

 

明日の記事は3TKさんによる「5枚出しの鍛え方」です。

hana3101382283.hatenablog.com

*1:こちらの記事参照

素数大富豪〜会心の一撃の成功確率〜 - mattyuuの数学ネタ集

*2:正確には52通りですが、うち2つは絵札と1桁カードの組み合わせの都合上、同じ素数が使える。

*3:この頃はマスパワーがあるのかどうかも決まっていない状況でしたね。

*4:マスパーティ10日前に、二世さんと復習会(?)したのでしたが、11枚出しはかなりいい感じでしたよね?

*5:先手だったのでドローで狙いましたが、残念ながら揃わず。

3連覇に寄せて~トレンドを掴め!~

この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2019 - Adventar 3日目の記事です。

昨日の記事はnishimuraさんによる   

searial.web.fc2.com

 でした。

 

3連覇してしまいました...!

先月記事にも上げましたが、10月に行われた素数大富豪大会マスパーティ杯で優勝し、前身のMATH POWER杯から通算3連覇を達成しました。

 

2017年12月、初優勝後のアドベントカレンダー記事

素数大富豪との出会いと今~

prm9973.hatenablog.com

 

2018年12月、2連覇後のアドベントカレンダー記事

~2連覇への道のり~

prm9973.hatenablog.com

 

2019年11月、マスパーティ杯報告記事

prm9973.hatenablog.com

 

いくら対策してきたとはいえ、強豪プレイヤーが昨年よりさらに多くなった以上、本当にいつ負けるかわからないと思っていました。それがまさかの手札にも恵まれの優勝です。

 

ちなみに余談ですが、最大規模の大会であるMATH POWER杯とマスパーティ杯を除くと、実は一度も優勝したことがありません。まあ、大きい大会ほど燃えますしねΣ(・ω・ノ)ノ!

 

この記事では、マスパーティ杯への対策として意識した、「トレンド」についてご紹介します。

 

2019年のトレンド

素数大富豪素数には、「トレンド」があります。何の話か!と思われるかもしれませんが、これがファッションとかのトレンドと一緒で、本当に存在するのです。

 

ファッション好きな人がより最先端で、カッコいいorかわいくて、注目を集める衣服を身に着けるように、素数好きな人は素数大富豪でまだ誰も出したことのない、スタイリッシュな素数、みんなが話題にしたくなるような素数を出したくなるものです*1

 

要するに、「流行りの素数」がその時その時で出現するので、そのトレンドを追うことで、ある程度プレイヤー対策ができます*2

 

トレンドを追うにはどうすればいいかというと、とにかくたくさん素数大富豪で遊ぶこと!これに尽きます!!!笑

 

ここで、私が観測した範囲での2019年のトレンドを一部おさらいしてみましょう。

 

1. 4枚8桁(KJQJ=13111211)より大きい合成数

4枚出しの最大素数で、これが初期手札に揃っていると先手の場合かなり高確率で勝つことができ、強いと言われるKJQJ。この先手有利を覆すためにKJQJを上回る合成数の研究が盛んになりました。特に、今年に入ってから大学での素数大富豪同好会の活動が盛んになったことで、戦術等がシェアされやすくなったことも研究加速の要因です。

4枚8桁合成数の例

13131011=31*423581

13121113=683*19211

13111312=2^4*819457

 

2. 合成数カマトト

1にも関連してですが、4枚8桁合成数や桁の大きい素数を手札に揃えるために、先手が出した数に対して、手札を全部使って適当な合成数を出し、合成数ミスを装って手札を2倍に増やす戦術がみられるようになりました。

たとえば、先手が4枚で8629のような4枚素数を出してきたときに、後手は9876=1122*33469101112のように明らかに間違った合成数出しをすることで、必然的に手札が2倍になり、先手が仮に次の手でKJQJなどを出したときに返せる確率が格段に上がります。

ケンさんによる調査では、初期手札11枚から1回ドローし、12枚で合成数カマトトをして24枚に増やし、次のターンでもう1回ドローするまでの25枚で、80%以上の確率でKJQJより大きい合成数を出せるそうで、この戦法の有効性が伺えます。

 

なお、この戦術は先手有利を覆せる利点がある一方で、素数大富豪のゲーム性の本来の意図にそぐわないなどの意見も見られ、賛否両論なため今後の動向には注目したいところです。

 

3. 5枚出し全般

ここ1年くらいで、5枚出しをある程度使いこなせるプレイヤーが急増しました。よって、一定以上強い人同士のゲームになると、当たり前のように5枚出しが飛び交います。

 

4. 7枚12桁

ピンポイントで7枚で出せる12桁素数です。これは2018年MATH POWER杯の頃に私が使い始め、次第に強豪の間で広まりつつあります。

例:851212101011など

 

5. 6枚出し四つ子素数

今年に入ってから、6枚出しの四つ子素数を見る機会が格段に増えた気がします。6枚出しは、昨年まではほとんどの人が手薄だったのですが、初期手札から1枚ドロー後の12枚で6枚‐6枚で組み切れると強いこともあり、徐々に対策がされ始めています。

例:38956X

        62662X

        84598Xなど

 

以下はピンポイントで「この人が好んで出す」というタイプの独自路線なトレンドになります。(追記)12月7日の素数大富豪研究会で発表する内容のアンケート部分と内容が被っていますが、この記事はアンケート実施前に執筆しているため、アンケートで回答くださった内容と多少違うことが書かれている場合があります。

 

6. 4336素数

4336素数といえばカステラさん、というくらいカステラさんが頻繁に出します。

中には20桁を超える素数までバリエーションが豊富で、驚きを隠せません。なお、私はこれにはある程度対策を練っておりまして、一度21桁の4336素数に返すことに成功しました。

このアドベントカレンダーの9日目でも本人が解説されるそうなので詳しくはそこで。

 

7. ~TK、~QJ

ある数字列の末尾に、1013、1211のいずれを付けても素数になるもので、nishimuraさんがよく出します。8~9枚出しが多い印象ですが、全貌は私もあまりわかっていません。先手の初期手札からこれを出せるとかなり強い印象。

例:94942561013, 94942561211など 

 

8. ~QTJK~、~KQJT~

これも絵札の並びを固定したタイプの素数です。なきゃのさん、ケンさんなど、北海道勢がよく使います。

 

9. 4410素数

ししとうさんが自らよく使う素数です。マスパーティ杯でも4410931813Xという四つ子素数を本人が出していました。

 

以下は今年(2019年)に限らず、それ以前から存在していたトレンドです。

 

10. 593素数

おなじみですね。593(コックさん)がつく素数です。二世さんが特に愛用しています。突然出てくると意外と枚数が多くて返すのに困ることがあるので、侮れません。

二世さんによる593素数の記事

nisei.hatenablog.com

 

11. 81210素数

81210から始まる素数で、OTTYさんが2018年頃よく使っていた素数です。偶数を多く使えるので覚えておくといざという時役立ちます。

例:8121049

  81210641

  812101223など

 

12. 7~8枚四つ子素数

OTTYさんが2018年頃に他に先駆けて7~8枚出しを使用していた時期に頻出した素数です。四つ子素数は、1つの組で4つ覚えられるのでやはり効率がよいです。

例:410510812X

       512412136X

       81210212413Xなど

 

こんな感じで、自分がライバルとしている人たちを中心に、「全体的な傾向(前半)」「個人個人の傾向(後半)」の2点から、どのような素数が出やすいかをある程度予測し、それに対策しました。

 

では、具体的にどう対策するのか?というお話ですが、

・対策したい相手がよく出す素数に対して、同じ枚数でより大きい素数を覚える

・相手が苦手(あまり出さない)な枚数の素数を把握し、その枚数で攻める

などが一般的な例です。

 

このような経緯で覚えた素数は、以下の「今後トレンドにしたい素数」でも一部紹介しますのでぜひご参考に。

 

今後トレンドにしたい素数

個人的に今後流行るといいなと思う素数や、今後自分が覚えたい素数などを独断と偏見で載せていきます。

 

1. 11枚出し素数

とにかく最終的にはこれを極めたいです。初期手札から1発で上がれたらやはり一番気持ちがいいですよね!

とはいえここまでになると膨大な数の素数を扱うことになるので、長い道のりになりそうです。

11枚出し素数については、12月11日の記事で個別にご紹介します。

 

2. 7枚11桁素数、8枚12桁素数、8枚13桁素数

4~5枚の絵札を並び順だけ決めて、その前に3~4枚の1桁カードを付けていく方法で探索した素数です。そこそこ強く、色んな応用が利くので個人的に強化させていきたい分野になります。

表1 7枚11桁素数の一部

f:id:prm9973:20191126164313p:plain

 

3. 9~11枚出し四つ子素数

10枚以上になると全探索に膨大な時間がかかるほど母数が多くなります。語呂などで覚えやすいところから攻めていきたいところです。

 

4. 九つ子素数

四つ子素数の中で、さらに末尾に13、先頭に4,6,10,12がつく組。1組で9つの素数を覚えられるのですが、数が極端に少ないので実用には課題もあります。

例:X5278561X*3

       X226411333Xなど 

 

おわりに

素数のトレンドは普段遊ぶ相手やコミュニティ等に大きく依存します。

バリエーションのある素数を出せるととても楽しいので、ぜひ皆さんも独自路線でたくさん素数を開拓してもらいたいと思います!

 

明日の記事はこちら

mamo0283.hatenablog.com

 

*1:大きい桁の素数とか、語呂合わせ素数とかも該当しますね

*2:流行りとはいっても、最近の強豪が出す素数はかなり桁が大きくなってきたので、それを上回る素数を覚える必要がでてきてしまうので大変です...笑

*3:52785611,52785613,52785617,52785619,527856113,45278561,65278561,105278561,125278561の9つの素数の組を指す。

マスパーティ杯 開催&優勝報告

2019年10月19日、このブログの開設2周年記念日に、数学の楽しみ方の見本市「マスパーティ」が開催され、企画の1つとして素数大富豪大会 マスパーティ杯が開催されました。

全国から28名のプレイヤーが集結してのトーナメントマッチです。

 

そして、タイトルにもある通り、私もりしーはMATH POWER杯時代から通算3連覇を達成することができました。

 

正直なところ、決勝でここまで良い手札が来てしまうのか、というゲームでして、運で勝てた面も大いにあったとは思いますが、昨年から1年間でまた新たな素数を覚えたりした成果もあって、札の良さを十分に活かしたゲームができたのではと感じています。

 

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試合の内容については、後日振り返ることとします。

 

また今回は朝開催のジュニアの部を設け、11~18歳の6名の方に出場いただきました。こちらも激戦が繰り広げられ、tatyamさんが見事優勝しました。

 

今回は運営と掛け持ちでして、ほとんど休む暇なくフル稼働でした。大会運営としては改善点も多々あったとは思いますが、同じく運営メンバーの二世さんとはなぶさん、そして当日サポートに入ってくださった皆様のおかげで乗り切ることができました。

 

特に解説や素数判定員等で機転をきかせてくださったせきゅーんさんや鰺坂もっちょさん、キグロさん、ぞうちさん、しざさらさん、でこぽんさん、そして北海道勢のOTTYさん、なきゃのさん、ししとうさん、この方々なしには成り立たない大会だったと思います*1

 

本当にありがとうございました!

 

OTTYさんとなきゃのさんの解説コンビ、そしてししとうさんの判定員はよい鉄板になりましたね!はなぶさんも大絶賛でした!笑

実はこの北海道勢の大活躍あったからこそ北海道でも大会が開けることを確信しました*2。来春2~3月頃には札幌で大会を主催する予定でいますので、続報を楽しみにお待ちください!

 

大会のYouTube動画1(9:10:10~)

https://www.youtube.com/watch?v=ibswxeRKDYI

 

大会のYouTube動画2

https://www.youtube.com/watch?v=6yPdf4RjZSk

*1:抜け漏れあったらごめんなさい(>_<)、ほかにも色々な方が動いてくださいました。

*2:皆さんプレイヤーとして出たいでしょうですので、もちろんスタッフ強制ではありません!

マスパーティ杯への挑戦状

今年7月、昨年まで3年間行われていた数学の祭典MATH POWERが開催されないことが決まり、落胆の声もありました。

 

しかし、有志により数学の楽しみ方の見本市「マスパーティ」が開催されることが決定し、企画の1つとして素数大富豪大会「マスパーティ杯」の開催も決まりました!!!

 

マスパーティHPリンク

mathparty.localinfo.jp

 

開催概要

日時

2019年10月19日(土)21:00頃~翌早朝(一般の部)

2019年10月20日(日)朝(ジュニアの部)

※正確な時間は、タイムテーブルが確定しましたら再度お知らせします。

 

今回は、深夜開催の一般の部に加え、18歳未満を主な対象とした朝開催の「ジュニアの部」を設けます。MATH POWER杯に参加できなかった高校生以下の皆様も奮って参加いただけたらと思います!

 

チケットの枚数がある程度限られることもあり、今回素数大富豪大会に参加したい方にはなるべく逃してほしくないので、既に昨年のMATH POWER杯でベスト8以上の方には個別にメッセージで送ってありますが*1、ここにて「挑戦状」という形でお知らせさせていただきます。

 

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チャンピオンから挑戦状って逆じゃないか?というツッコミはあるとは思いますがご愛嬌を(笑)

 

私はスタッフの一員として運営に関わらせていただきますが、もちろんプレイヤーとしても出場予定ですので、皆さんとマスパーティ杯で戦えることを心より楽しみにしております。

 

エントリーは当日の受付にて行いますが、ある程度人数把握ができると大変助かりますので、参加希望の場合は、9月7日(土)13:00にPeatixにて販売開始されるチケットの購入を前提に、

①お名前(ニックネーム可)

②参加希望枠(一般の部orジュニアの部)

をもりしーまで連絡いただけると嬉しいです。もちろん当日に参加を確定させても大丈夫です!

 

 

 

ではここからは、素数大富豪大会の歴史を振り返りながら、開催に向けた思いを少しばかり。

 

確かにゲーム性はここ2、3年で大きく変わりました

素数大富豪が考案されて5年、初めての大会が開催されて3年が経ちました。

トランプの数字を並べて素数を作ることで、大きい素数も扱うことができたり、思いもよらぬ素数との出会いがあったりすることがこのゲームの大きな魅力であることは周知の事実です。

また、ゲームとしての特性上、戦略を立てたり、より相手に返されにくい素数を「技」として覚えたうえで出すこともでき、それも面白さの一つです。

 

私が素数大富豪を知ったのは2017年3月頃、MATH POWER2016で初めての大会が行われ、素数大富豪アドベントカレンダーが25日間埋まり、CPU対戦やオンライン対戦がブラウザでできるようになり、二世さんが札幌に素数大富豪で遊ぼう会を創設した直後のタイミングです*2素数大富豪が、数学界隈を中心にまさに勢いよく広がりを見せていた頃でした。

 

そのころの主なプレイヤーたちがどの程度の素数を覚えていたかというと、せいぜい3枚出し6桁素数までで、それは第1回MATH POWER杯で出された最大の素数が131011であることからもわかります*3*4

 

素数力が似通っている場合、勝敗を左右するのは手札運と戦略の運び方となりますが、それを象徴した鰺坂もっちょ氏のツイートがこちら。

第1回大会の決勝で敗れた鰺坂氏は、「ただの素数たくさん覚えてる人だった」と自身を評しています。

 

2017年の第2回大会も、みうら氏などの一部のプレイヤーが4枚出しにも手をつけはじめていた程度で、レベルは2016年と大差なかったように思います。

この年初出場だった私は、3枚出しまでをほぼ完ぺきにして、CPU対戦で4枚出しをある程度身につけた上で大会に臨んだので、前年チャンピオンのみうら氏を破って優勝することができました。この時ですら、5枚出し以上は全員がほぼノータッチでした。

 

ハイパーインフレの始まりは、第2回MATH POWER杯後のことでした

第2回MATH POWER杯での優勝をきっかけに、私はブログ等で素数大富豪の普及活動をはじめ、大会の経験から強くなる近道などを紹介するようになりました。このころ、現在の素数大富豪にも直接つながる戦法(4-4-3戦法など)が確立していきました。

当時の記事がこちらです*5

prm9973.hatenablog.com

 

同時に、MATH POWER2017を見て、素数大富豪に興味を持ったという人たちが2017年年末~2018年年初にかけて続々と参入してきました。

このタイミングで参入してきた人たちが、その後2018年のせきゅーん杯、第3回MATH POWER杯での上位入賞者となっていきます。

 

2018年初頭から始まったハイパーインフレは、1月のせきゅーん杯で優勝したカステラ氏が5枚10桁素数をマスターしていたことなどをきっかけに白熱し、5枚出し以上の研究が盛んになりました。泥沼の始まりです...笑

春頃には、OTTY氏が7~8枚出しの四つ子素数を使い始めるなど、人によって「得意な素数」の特徴がはっきり出始めたのもこの時期です。

 

それから1年ほど経った今も、このハイパーインフレ現象は継続しており、最近の試合では、初期手札枚数の11枚を超えた素数が飛び交うこともあります。

 

結局素数たくさん覚えてるほうが強いの!?!?

戦略多様性の伸び以上に素数多様性が伸びている現状では、時間が経てば経つほど、素数を多く覚えてる人が強いということになります。2016年とは打って変わってです。

素数大富豪はゲームの特性上、半ば無制限に素数を開拓できてしまうので、素数を開拓する方が伸びしろが大きいのです。

 

じゃあ、これからは新規参入はますます難しいってこと!?!?

そんなことはありません!!!

もちろん、初心者がトップ層に追いつくまでの敷居は、以前に比べたら格段に上がったのは事実です。特に大会のような場だと、2017年頃までは初心者でもベスト8~4に入れましたが、今は正直難しいかもしれません。

 

しかし、過去の研究の蓄積により、素数表や戦術などのノウハウがたまってきているので、以前よりも強くなりたければ簡単(?)に強くなれるようになりました。

 

また、そこまでストイックに素数を覚えるモチベーションはないけど、素数大富豪で楽しみたいと思っている方も多いと思います。むしろ、そういった方々の層が厚くてこその素数大富豪だとも思います

そして彼ら彼女らは初心者にとっては一番よい手本になります。素数大富豪で遊ぼう会などの交流できる場や、オンラインなどで気軽に対戦して楽しみましょう!

 

素数大富豪が何たるかを知り、ある程度遊ぶことのできる人は確実に増えているので、新規参入は以前よりもしやすくなっているはずなのです。

 

最後に...

ここまで読んでくださった皆さんはきっと素数大富豪が好きな人や、興味のある人が多いと思います。

今年、おかげさまでこうしてマスパーティ杯が開催されることが決まりましたが、来年も開催されるとは限りません!突然なくなるかもしれません。

 

それなら、今年参加すればいいじゃん!!!!!

 

というわけで、素数大富豪でまだ遊んだことがないあなたも、イベント等で1、2度遊んできりのあなたも、過去に大会に出たけれども最近はあまりプレイしていないあなたも、素数大富豪が好きでしょうがなくて毎日遊んでるあなたも、この機会にマスパーティ杯への出場を、心よりお待ちしております。

 

もちろん私は三連覇を目指します!かかってこい!!!

*1:ありがたいことに、9/2 21:00現在、昨年のベスト8以上全員からの参加意思表明をいただいております。

*2:ただしこの頃私は大学在学中で本州にいたため、札幌の素数大富豪で遊ぼう会に初めて顔を出すのはその半年後でした

*3:こちらの記事参照。

nisei.hatenablog.com

*4:もちろん246810121などの一部の大きい素数はコアな層には知られていましたが、実際の試合で出てくることはあまり多くなかったと思います。

*5:今思い返してみれば、当時にこの記事を出したのは画期的だったなあと。まさかこの後これをベースに強いプレイヤーが多く集まり、素数ハイパーインフレが起こるとは思ってもいませんでした...

素数大富豪で遊ぼう会in札幌 2019年4~7月

ブログでは久々になります。私生活ではカレー屋経営が始動したりして、日々ぼちぼちやっております。

 

本題ではありませんが、昨日2019年7月30日は全く気温が下がらず、札幌の最低気温が歴代最高を2.3℃も更新する27.4℃となりました。

これは全国的に見てもかなり高い値だったそうで、東京や那覇よりも蒸し暑い夜が続いております。(7/31 AM1時現在も28℃です)

 

素数大富豪ですが、今年の4月からOTTYさんが北大素数大富豪同好会を立ち上げたこともあり、札幌の素数大富豪界隈は昨年よりも賑わいを見せています。

4月から7月で計4回開催しましたが、どの回も10人以上の参加があり、大変うれしい限りです!

北大の1年生も何名か参加されています。

 

開催概要記録

第36回 419の巻

2019年4月19日(金)16:00~20:30 @クラーク会館

参加人数:10人

 

第37回 523の巻(20190523左切り取り可能素数素数大富豪5周年記念)

2019年5月23日(木)16:00~22:00 @アカシア若者活動センター

参加人数:11人

 

第38回 619の巻

2019年6月19日(水)16:00~22:00 @アカシア若者活動センター

参加人数:12人

 

第39回 719の巻

2019年7月19日(金)16:00~22:00 @アカシア若者活動センター

参加人数:12人

 

419の巻

平成31年最後の遊ぼう会。素数大富豪同好会の立ち上げ直後で、新入生も来てくれました。

 

 

新入生の果敢さが素晴らしかったです。

 

523の巻

この前後はとにかくいろいろなことがありました。

まず私がカレー屋を始めたのが5月1日、これが令和最初の日なので、523の巻で令和最初の素数大富豪で遊ぼう会。

そして、20190523という素数がどこから左を切っても素数となる、左切り取り可能素数(別名金太郎飴素数)という、かなり珍しい日だったのに加え、2014年5月23日に素数大富豪が考案されてからちょうど5年の記念日でもありました。

この日は前々から話題には上がっていましたが、当日未明の私のツイートが想像をはるかに超えるバズを記録。24万いいねってどういうこと...!!!

 

 

 

通知を切っても携帯の電池が2時間くらいしか持たず、ツイッターを開いてもまともにリプを確認することもできない大変な事態に(笑)

 

例の素数もちゃんと出ました!

 

またカレー屋の開店直後だったこともあり、tsujimotterさんと二世さんから開店祝いもいただきました。改めてありがとうございました!

 

619の巻

6月は、上旬の北大祭にて素数大富豪同好会がブースを出して大盛況だったため、たくさん来るかドキドキしながら迎えました。

結果、思ったほどではありませんでしたが、初心者含めいつもより多くの方に来ていただきました。

ちょうどこのころ、素数大富豪大学対抗戦の計画が動き始めましたね。

 

719の巻

この回から、デフォルトの遊び方を改めて規定。

・初期手札7枚、ペナルティは1回につき1枚固定

今まで通りの遊び方(初期11枚、ペナルティは出した枚数と同じ)に慣れている人同士で遊ぶ際は11枚ルールでもよいのですが、素数大富豪のプレイングの開拓が進むにつれ初心者とのレベル差が広がり、新規参入を妨げる(これはたびたび課題として挙げられていましたが)要因でもあったため、それを少しでも軽減させるためです。

 

 

ダブルス戦をやってみたり。これがなかなか面白いのです。

 

2018年1月から取り続けた素数の記録は、619の巻までデータがあるので、後々最終集計をして余裕があればブログで出したいと思います。

 

 

 

次回予告

そして次回は、なんと40回目の開催になります!!!!

日時は2019年8月29日(木)16:00~22:00

アカシア若者活動センター和室にてです。

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今後とも皆様のご参加お待ちしております!!よろしくお願いします!!